エリコ通信社のイスラム暦付カレンダー
エリコ通信社のイスラム暦付カレンダーは、イスラム暦のついた日本のカレンダーです! 2008年より毎年販売しています。売り上げの一部は、Jim-NETとイブラ・ワ・ハイトを通じてイラクのがんに苦しむこどもたちの治療費とシリア避難民を支えるための寄付金にあてられます。
2025年版の特徴は・・・
世界各地の紛争、、、2024年は紛争がなくなるどころか、逆にひどくなってしまいました。人間は失敗から学び、未来はよくなっていくはず、、そう信じて希望を持って2025年を迎えたいと思います。 表紙はたわわにくだものが実った樹をデザインしました。風にそよぐ樹木の風景は、夢の世界をイメージさせてくれます。そこに苦しみという要素がないからでしょうか。現実世界の苦しみが減って、夢の国に近づいてほしいです。
2025年版で使用した写真は・・・
幻の鱒~オフリトトラウト料理、アンマンの街並み、ヨーテボリのトラムなど、街角・街中スナップ写真を集めました。また、アルメニアの教会、ライトアップされたグランブラスなど、絵画にかかれたように美しい建物や情景もお楽しみください。 今回ももちろん、Jim-netさんとイブラ・ワ・ハイトさんより写真をご提供いただきました。厳しい状況の中でも負けずに明るく笑う、キラキラ輝いた子供たちの写真を見ると、この子供たちの人生がずっと輝いていてほしいなと思います。
ウクライナ再興
エリコ通信社のスラブ諸言語部は、スラブ世界研究所として、通訳・翻訳はもとより、政治経済から文化交流にわたる研究と業務サポートを展開しています。当研究所最初の出版物としてご提供しているのは、カナダ・トロント大学の教授でウクライナ史の権威、Paul Robert Magocsi先生が2022年に著された名著「UKRAINA REDUX」を主任研究員の河津雅人が翻訳した「ウクライナ再興」です。
原著者であるマゴチ教授はウクライナ史研究の世界的大家であることから、「ウクライナに住む人々のアイデンティティー」の所在とその背景にあるウクライナ『国家』の歴史について、国際司法裁判所(ハーグ)の委託を受け報告書を提出されました。本著は、その内容をより読者にわかり易くリメイクされたものです。本書を読めば、なぜウクライナはロシアから独立する必要があるのか、プーチン大統領の主張のどこに嘘があるのか、などがわかります。全38ページの簡潔にして、中身の濃いブックレットです。